マルザハールの上級クイズ – LoLマニア向け

彼の占いが次第に精確になっていくにつれ、その評判も広まっていった。先見の力を使って、知りたがりなラクダ乗りの結婚相手を予言したり、バザールのナイフ投げくじの当たり番号を当てた。やがて彼を訪れる常連客は、汚れたサンダルを履いた連中から、宝飾されたスリッパの持ち主へと変わっていった。

だがしかし、マルザハールは彼自身の運命を見ることはできなかった。自分の未来は闇の中に隠されていた。

自分の成功にも次第に醒めていった彼はやがて、富の不均衡の遍在に気づき、また自分の生活に満足していない者たちの間で応酬される悪意に満ちた暴力を目撃した。彼の目には明らかだった――人々が終わることなき苦痛の環につながれていること、その環の多くは彼ら自身が作り出していること、そしてどんな希望に満ちた予言もその環を断つことはできないことが。

彷徨い続けた彼の足元は、いつしか砂から塩へと変わっていた。その地が古の時代の戦争により滅んだ都市「イカシア」であることを知るすべは彼にはなかった。そこで引き裂かれた大地の奈落の底を覗き込んだマルザハールは、理解を渇望するあまり不安定な精神の目を開いた。それに応えたのはヴォイドだった。

砂漠の奥地に住む遊牧民たちの中に、彼は最初の信者たちを見つけた。驚く人々の目の前で、彼は新たにヴォイドから与えられた力を使って大地そのものを引き裂き、奇妙な鳴き声を上げる悪夢のような化け物を呼び出して、彼の言葉を疑った者たちを消し去らせたのである。

それから数ヶ月のうちに、奇妙な噂が隊商に運ばれ広まっていった――見えざる力に喜んで命を捧げる人々の噂、そして強い地震の連続でシュリーマの岩盤が割れ、何百マイルもの長さの断層が口を開けたという噂が。